新企画「いつか来るその日のために」第1弾
「大事な人を看取るまで」
3回シリーズ
11/20(土)、11/27(土)、12/4(土)
10時~12時(※見逃し配信あり!)
新企画「いつか来るその日のために」が始まります。
第1弾のテーマは「大事な人を看取るまで」です。
3回シリーズの第1回は、スピリチュアルケアの視点からお父さまを看取られたプロセスを井上ウィマラ先生に、第2回はタイ王国のカンポンさんがガンで亡くなられるまでプロセスを浦崎雅代先生に共有していただきながら、丁寧な見取りのプロセスについて皆さんで学んでいければと思っています。
第3回目は、皆様からの事例について井上先生、浦崎先生を交えて皆さんで対話を深めていきたいと思います。事前アンケートで事例についてはお伺いいたします(お一人30分位)。
■会場:オンライン会議システムZoom
(全国どこからでもご参加できます。)
■事前質問を受け付けます!今回のテーマに関連した内容で、事前に「看取り」についての事例・ご質問をお受けします。(すべてのご質問にお答えできない場合もありますので、その点はご容赦くださいませ。)
■第1回 11月20日(土)午前10時~12時
・テーマ 「父の看取りから学んだこと~スピリチュアルケアの視点から~」
・話題提供 井上ウィマラ先生 (元高野山大学教授、マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ主催)
・井上先生からのメッセ―ジ
私たちはみないつか死にます。そして、その人生の中では身近な人の最期を看取る体験をすることもあります。今回は、マインドフルネスとスピリチュアルケアの研究と教育に携わってきた私が実際に父を看取ったときの体験を振り返りながら、やがて来るその時をよりよく過ごすために今できることについてお話させていただきます。
参考文献
『楽しく生き、豊に終える』(春秋社)、『スピリチュアルケアへのガイド』(青海社)、『子育てから看取りまでの臨床スピリチュアルケア』(興山舎)
■第2回 11月27日(土)午前10時~12時
・テーマ「死を隠さないタイの文化と死を自然に受け入れた人たち ~自然に還っていくご遺体とカンポンさんの生き方~」
・話題提供 浦崎雅代先生(タイ仏教研究者/元タイ王国マヒドン大学講師)
・浦崎先生からのメッセージ
私には、人生を変えたタイでの2つの出会いがあります。一つは、田舎で見た村人のお葬式。野原に材木を積んでご遺体が焼かれていく様子を、老若男女がみな穏やかに見守っていました。もう一つが全身麻痺の障害を負った故カンポンさん。気づきの瞑想実践者でもある彼は、ベッドの上で穏やかな微笑みを絶やすことなく「体に障害があっても、心まで障害を持つ必要はない」と、苦しみを超え心の自由を得た方でした。タイの仏教にふれる中で、私自身の死の受け止め方が変わってきた、その体験を交えてお話できたらと思います。
参考文献
カンポン・トーンブンヌム(浦崎雅代訳)『いのちの最後の授業』サンガ(2018年))
セミナー参加前に、YouTubeカンポン・トーンブンヌムさん「死・それは命の最後の授業https://www.youtube.com/watch?v=JqR2u--5AC8 (約25分)を予めご覧頂けるとより雰囲気が伝わることと思います。
■第3回 12月4日(土)午前10時~12時
テーマ 「看取りについて講師と共にじっくり考えるダイアローグ(事例検討方式)」
講師 井上ウィマラ先生、浦崎雅代先生
ファシリテーター 三田地真実(教育ファシリテーション研究所/星槎大学教授)
事前に参加者の方からお送りいただいた事例について、見取りのプロセスを講師と共に考えていくダイアローグのセッションです。聞くだけの参加ももちろん大歓迎です。
事例については、すべての事例を取り上げることができないこともございますので、その点はご了承くださいませ。(お一人30分程度の予定です)