7 月7 日(土)
13:05 開場(15分)
13:20〜 『トロピカル・マラディ』上映(118 分)
16:00〜 『A.W.アピチャッポンの素顔』上映(47 分)
17:00 閉場
◎2作品をご覧になるには、別々のチケットを2枚が必要となります。
『トロピカル・マラディ』『A.W.アピチャッポンの素顔』の2作品を鑑賞する場合、
2枚のチケットをお求めください。
7/6(土)のチケットは、こちら:
https://t.livepocket.jp/e/aw_0706
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『トロピカル・マラディ』
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原題:Sud Pralad
2004年/タイ/カラー/35mm /118分/1:1.85/タイ語・日本語字幕
出演: バンロップ・ロームノーイ、サクダー・ケーオブアディ
協力:Kick the Machine Films
フィルム提供:一般社団法人コミュニティシネマセンター
「カンヌ映画祭」審査員賞、「東京フィルメックス」最優秀作品賞、
「サンパウロ映画祭」批評家賞、「カイエ・デュ・シネマ」2004年ベスト1
前半と後半の二部構成。
中島敦の小説「山月記」の引用が冒頭に入る。
陸軍兵士のケン。田舎の好青年、トン。
ゲイのふたりは惹かれ合い、村のあちこちでデートを重ねる。
これというストーリーもないまま、
タイの田舎と男子らの日常を追うカメラ。
後半になり、場面転換。
森というより、むしろジャングルの中、
人が虎に変容したようだ。
暗闇に目を光らせる虎は、愛した男なのか?
写真提供:Kick the Machine Films
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『A.W.アピチャッポンの素顔』
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原題:A.W. A Portrait of Apichatpong Weerasethakul
2018年/カナダ/カラー/ビデオ(ProRes)/47分/16:9/英語・日本語字幕
出演:アピチャッポン・ウィーラセタクン、コナー・ジェサップ
英国の女優、ティルダ・スウィントンを主役に抜擢し、
2019年夏に撮影する映画『メモリア』(仮題)を準備するため、
南米・コロンビアに渡ったアピチャッポン・ウィーラセタクン。
彼に密着したのが、カナダ人のコナー・ジェサップだった。
人気ドラマの子役としてデビューして以来、
数々の映画やTVに出演する俳優である。
コナージェサップは、母国では映画通としても知られ、
映画評論家としても活動している。
映画監督・プロデューサー・脚本家としての顔ももつ
コナー・ジェサップが、
友人のアピチャッポン・ウィーラセタクンと
コロンビアを旅しながら語るドキュメンタリーが本作。
日本初公開となる。
アートと映画の両分野で活躍する
タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン。
今年6月末より、
上映パフォーマンス「フィーバー・ルーム」を東京で初演する。
そして、
今夏、アピチャッポン監督は、
南米・コロンビアに向かい、新作映画の撮影に入る。
さかのぼること2年…
2017年にコロンビア各地で撮影の準備をする
アピチャッポン監督に同行したカナダ人がいた。
子役として一躍有名になった俳優にして、
今や映画監督でもあるコナー・ジェサップである。
彼はアピチャッポンの友人であり、よき相談相手。
ふたりがコロンビア国内を巡り、新作やらの話する
密着ドキュメンタリーが
『A.W.アピチャッポンの素顔』だ。
2017年7月、
東京の現代美術ギャラリー、
スカイ・ザ・バスハウスでの個展に出品した
コロンビアの写真や映像を制作する姿も
本作『A.W.アピチャッポンの素顔』に記録されている。
完成後、北米でのネット配信。
その成功を経て、いよいよ日本初公開!
折しも、
今年はアピチャッポン監督の
名作『トロピカル・マラディ』(2004)のシナリオが書籍化。
タイのインディーズ出版社が、
英語と日本語のバイリンガルで、
『トロピカル・マラディ』のシナリオ本を発刊!
人が虎になるという
中島敦の小説「山月記」を引用した同作は、
2004年「カンヌ映画祭」審査員賞を受賞。
権利上の理由で、
日本では商業配給されなかった
アピチャッポン監督『トロピカル・マラディ』を、
シナリオ本の発刊記念として、このたび同時上映へ。