オペラ【椿姫】と狂言【墨塗】の二本立て上演です。
古今東西変わらぬ男女の人間模様
「女の強さ?」「男の自惚れ?」
[西]オペラの中でも悲歌劇として有名な題目の一つ『椿姫』のハイライトを解説付きで。
[東]日本の狂言からは『墨塗』を。2本立てで上演いたします。
ジャンルは違いますが、どちらも「遊女」を巡る男女の駆け引きのおはなしです。是非、この機会に洋の東西の舞台芸術をお楽しみください。
オペラ【椿姫】
19世紀のパリ。高級娼婦のヴィオレッタは享楽的な生活がたたって肺病を患っていた。
そんな彼女に憶れていたプロヴァンスの貴族の息子アルフレードは、ヴィオレッタに愛を打ち明け一緒に暮らそうと申し出る。
媚婦の暮らしを捨て、パ リ郊外でアルフレードと愛の生活を送るヴィオレッタ。
幸せな日々はアルフレードの父ジェルモンの出現で一変する。ジェルモンは、アルフレードの妹が結婚するのに支障をきたすから身を引いて欲しいとヴィオレッタに迫るのだった・・・。
・ヴィオレッタ/ソプラノ:愛知智絵(名古屋二期会)
・アルフレード/テノール:小山陽二郎(藤原歌劇団)
・ピアノ:浅野菜生子(藤原歌劇団)
狂言【墨塗】
訴訟のため、永らく都に滞在していた田舎大名は、訴訟も無事に済み、近々帰郷することとなりますが、在京中に親しくなった女の元へ召使を伴って別れの挨拶に立ち寄ることに。
暇乞いの事実を知らされた女は、別れを惜しんで泣き始めますが、その挙動に不信を感じた召使いは・・・。
・佐藤友彦(和泉流狂言師)
・佐藤融(和泉流狂言師)
・今枝郁雄(和泉流狂言師)