令和六年の七福神めぐりは、品川東海七福神です。北品川から大森まで約4.5㎞、旧東海道を歩く「品川東海七福神」。昭和7年(1932年)に品川が大東京に編入された記念として東海七福神初詣を定め、今日にいたります。期間は毎年、元旦~成人の日まで。小江戸川越、谷中、山手、隅田川に続く、今年の新年恒例七福神めぐりにお参りしませんか。
▼▼▼ 【新年恒例】『令和六年新春!品川東海七福神めぐり』▼▼▼
【開催日】2024年1月8日(月・祝)
【時間】10:00~12:30(予定) ※集合10:00
【コース】品川東海七福神めぐり
【集合】京急本線 新馬場駅 北口改札口前
【解散】12:30ごろ、大森海岸駅・大森駅周辺
【参加費】1名 6,300円 ※税込み・小人同額
【募集人数】10名 *定員になり次第締切ます
【御朱印色紙】東海七福神スタンプ用色紙(2,000円)を差し上げます。
【お土産】『品川菓匠孝庵』の「宿場ロール」(3個)
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド1名が同行します。
【主催】大江戸歴史散策研究会
★★★ 令和六年新春!品川東海七福神めぐり2024 ★★★
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新馬場駅(集合)~品川神社(大黒天)〜養願寺(布袋尊)~一心寺(寿老人)~荏原神社(恵比寿神)~品川寺(毘沙門天)~天祖諏訪神社(福禄寿)~磐井神社(弁財天)(解散)
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(1)【品川神社(大黒天)】
→品川神社は文治3年(1187)創建、源頼朝が安房国の洲崎明神を勧請したことが始まりといわれています。現在の社殿は昭和39年に新築されたもの。境内には宝物殿や神楽殿、板垣退助の墓や富士塚、金運のパワースポットとして人気の阿那稲荷神社などがあります。阿那稲荷神社下社にある「一粒万倍の御神水」でお金を洗い、地元商店街で使用すると後に万倍になって戻ってくるそうです。他にも、都内でも珍しい昇り龍下り龍の彫刻が施された石造鳥居、陶製の狛犬、木遣り塚、包丁塚など見所がたくさんある神社です。
(2)【養願寺(布袋尊)】
→明鏡山 善行院 養願寺は、正安元年(1299)創建の天台宗のお寺です。虚空蔵菩薩を本尊とします。養願寺では、東海七福神の布袋様を祀っています。商店街からお寺へと続く「虚空蔵横丁の煉瓦塀」は大変趣きがあり、映画のロケ地としても使われました。
(3)【一心寺(寿老人)】
→豊盛山延命院 一心寺は、安政2年(1855)創建、真言宗智山派のお寺です。ご本尊は成田山の分身である不動明王。古くから延命と商売繁盛の寺として信仰を集めています。よく手入れされた可愛らしい庭には、いつも打ち水がしてあり訪れる人々の心を癒してくれます。東海七福神の寿老人が祀られています。
(4)【荏原神社(恵比寿神)】
→荏原神社の創立は、和銅2年(709)、古くは貴船社・天王社・貴布禰大明神・品川大明神と呼ばれていました。現在の社殿は弘化元年(1844年)に完成したもの。祈雨と止雨の守護神とされる高龗神(たかおかみのかみ)をはじめ、天照大御神や須佐之男命などを祀っており、品川の龍神さまとして多くの信仰を集めてきました。神殿に掲げる荏原神社の扁額は内大臣三条実美公、貴布禰大明神の扁額は徳川譜代大名源昌高のお染筆です。東海七福神の恵比寿神も祀っています。
(5)【品川寺(毘沙門天)】
→海照山普門院 品川寺は、真言宗醍醐派の別格本山で大同年間(806~10)開創と伝えられる品川区で最も古いお寺です。本尊は水月観音(非公開)。東海七福神の毘沙門天を祀っています。入口にある大きな銅造地蔵菩薩坐像は「江戸六地蔵」の一つで神田の鋳物師 太田駿河守正義の作。東京都有形文化財に指定されています。鐘楼にある大梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれています。梵鐘は慶応3年(1867)パリ万国博覧会出品後に行方不明となりましたが、スイス・ジュネーヴで発見され、60余年を経て昭和5年(1930)に里帰りを果たしました。境内の大イチョウは幹囲5メートル、35センチ、樹高25メートルで樹齢は約600年。
(6)【天祖諏訪神社(福禄寿)】
→天祖神社と諏訪神社は、古くは神明宮・諏訪社と称して立会川をはさんでそれぞれで祀られていました。天祖神社の創建は1100~1190年頃、諏訪神社は江戸時代初期、寛永8年(1631年)以前の創建と伝わります。昭和40年に天祖神社のあった現在地に社殿を建て、合祀されました。東海七福神の福禄寿をお祀りしています。
(7)【磐井神社(弁財天)】
→2つの石が社宝として伝えられており、神功皇后ゆかりの「鈴石」は打つと鈴のような音がしたことから鈴ヶ森の地名の由来になったといわれています。また「烏石」は江戸時代の書家 松下烏石(まつしたうせき)が寄進した鳥の模様のある珍しい自然石。石は残念ながら非公開です。社名の由来にもなった「磐井の井戸」があり、東海道往来の旅人に利用されていました。「この水を飲む時は、心正しければ清水。邪心があれば塩水になる」と言い伝えがあり、霊水・薬水とも呼ばれていたそうです。境内にあった井戸は第一京浜国道の建設により神社前の歩道上に残されています。社殿の左、池の中に弁天島があり、ここに琵琶を持つ弁財天(東海七福神)が祀られています。
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大江戸歴史散策研究会
歴史ガイド:瓜生(ウリウ)
【電話】050-3626-6622
【mail】uryu1023@gmail.com
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