令和五年の七福神めぐりは、隅田川七福神です。江戸後期の文化・文政年間(1804年から1830年)に、佐原鞠塢(きくう)が開いた向島百花園に集う、大田南畝・酒井抱一などの名だたる文人・画人らによって始められました。隅田川七福神めぐりは、現在、墨田区の無形文化財に登録されています。隅田川七福神めぐりは、まず天明元年(1781年)頃に弘福寺の布袋尊、天明4年(1785年)頃に白鬚神社の寿老人(神)が大田南畝によって選ばれ、文化元年(1804年)に百花園がつくられた後、その他の5神が南畝を中心に同園に集う文人たちによって定められたものです。谷中、山手に続く、江戸時代から親しまれた七福神めぐりにお参りしませんか。
▼▼▼ 【新年恒例】『令和五年新春!隅田川七福神めぐり』▼▼▼
【開催日】2023年1月7日(土)
【時間】10:00~12:30(予定) ※集合10:00
【コース】隅田川七福神めぐり
【集合】東武伊勢崎線 堀切駅 西口改札口前
*東口改札を出られた方は、改札を出て陸橋を渡って西口にお越しください
【解散】12:30ごろ、三囲神社前
【参加費】1名 9,200円 ※税込み・小人同額
【募集人数】10名 *定員になり次第締切ます
【御朱印色紙】隅田川七福神の各寺社の揮毫入り御朱印色紙(3,800円)と隅田川七福神スタンプ用色紙(300円)を差し上げます。
【お土産】言問団子(3個入り)、長命寺の桜餅(1個)
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド1名が同行します。
【主催】大江戸歴史散策研究会
◆ 令和五年新春!隅田川七福神めぐり2023 ◆
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堀切駅(集合)~多聞寺(毘沙門天)〜白鬚神社(寿老人)~向島百花園(福禄寿尊)~長命寺(弁財天)~弘福寺(布袋尊)~三囲神社(大国神・恵比寿神)~三囲神社前(解散)12:00ごろ
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(1)【多聞寺(毘沙門天)】
→本尊の毘沙門天は弘法大師の作と伝えられています。昔、村人達は、本堂の前に住む狸の悪技に悩んでいました。その村人を毘沙門天門下の禅尼師童子が狸を懲らしめ救ったという伝説が伝えられています。
(2)【白鬚神社(寿老人)】
→祭神の猿田彦命は道案内の守り神ということから、お客を案内する千客万来、商売繁盛の信仰が生まれる。隅田川七福神の中でなかなか見つからなかった寿老人を、白い鬚の長寿の神様として白鬚大明神にあてたことから「神」としています。
(3)【向島百花園(福禄寿尊)】
→文化元年(1804年)に開かれた百花園に集まる江戸の町民文化を代表する文化人達の発案で隅田川七福神巡りが始まりました。福禄寿尊像は、開祖佐原鞠塢(きくう)が百花園の草花にちなみ、本草の神として愛蔵し信仰していたものです。
(4)【長命寺(弁財天)】
→三代将軍徳川家光が鷹狩り途中の腹痛を、寺内の井戸水で薬を服用し快癒したことから、長命水の名をいただき、寺号も長命寺としました。弁財天は河(水)の神ということから蛇がお使いとして選ばれ、巳の日に参拝する風習が生まれました。
(5)【弘福寺(布袋尊)】
→黄檗宗で中国風の特色を持つ禅宗建物。布袋尊は七福神の中で唯一実存した中国の禅僧で弥勒の化身と言われます。咳の爺婆尊像は、風外和尚が修行中、両親を偲び刻んだもので、風外の石像だから風邪にも強かろうと風邪除けの信仰が広められました。
(6)【三囲神社(大国神・恵比寿神)】
→三井寺の僧源慶が、弘法大師創建の由来を持つ荒れた祠を再建したとき、出土した神像の周りを、白狐が現れ三回巡り、消え去ったことから「みめぐり」の名が起こったとされています。大國・恵比寿は越後屋(現三越)にまつられていたものです。
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大江戸歴史散策研究会
歴史ガイド:瓜生(ウリウ)
【電話】050-3626-6622
【mail】uryu1023@gmail.com
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