今年の夏季限定の新コースは、東京国立博物館見学会をご案内します。町歩きではなく、冷房の効いた館内見学ツアーです。東京国立博物館は、昭和12年(1937年)に建てられ、建物自体が重要文化財になっています。さらに今年の夏は、本館特別室で、『特別展「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」』が開催されています。聖林寺(しょうりんじ)十一面観音は、日本仏像彫刻の最高峰で、ミロのヴィーナスとも比較される世界的にも有名な仏教彫刻の傑作と言われています。明治の神仏分離が行われる前までは、大神(おおみわ)神社の神宮寺・大御輪寺(だいごりんじ)にずっと安置されていました。大神神社は、日本最古の神社とも言われ、三輪山(みわやま)を御神体(御本宮)とする、仏教伝来以前の日本の自然信仰の聖地です。その大神神社の神宮寺・大御輪寺に760年から安置されていた十一面観音菩薩像は、「三輪山信仰のみほとけ」であり、御神体・三輪山そのものなのです。今回、聖林寺十一面観音が奈良県から出るのが初めてで、しかも、もともと大御輪寺に安置されていた時の脇侍・地蔵菩薩像(現在は法隆寺蔵)と日光菩薩像・月光菩薩像(現在は正暦寺蔵)が、揃うことも初めてとのことです。
今回の展示室では、十一面観音菩薩像のバックには、三輪鳥居が設えられていて、その背景には三輪山が映し出されています。まさに、御神体・三輪山と十一面観音菩薩像が、「一体」となって見えます。これぞ「神仏習合の極み」をみなさんとともに、享受できたらと思い、ご案内することといたしました。
また、今年の4月から、東京国立博物館本館の庭園が、年中は見学できることになりましたので、庭園ガイドもいたします。さらに、重要文化財「東京国立博物館本館」建物・館内意匠ガイド、表慶館・法隆寺宝物館・東洋館の建物ガイド、東京国立博物館本館・法隆寺宝物館・東洋館のオススメ展示品ガイドなど、欲張りすぎた内容となっております。
【大江戸歴史会員限定】
▼▼▼ <緊急特別企画>東京国立博物館見学会『特別展「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」』 ▼▼▼
【開催日】8月21日(土)
【時間】9:20~15:00(予定) ※集合9:20
【コース】東京国立博物館本館・庭園・法隆寺宝物館・東洋館
【集合】JR上野駅公園口改札前
【解散】東京国立博物館
【募集人数】8名限定
【参加費】1人 7,500円 ※税込み・小人同額
★重要文化財「東京国立博物館本館」建物・館内意匠&庭園散策ガイド
★表慶館・法隆寺宝物館・東洋館の建物ガイド
【昼食】ホテルオークラレストラン「ゆりの木」 あんかけ焼きそば
*予約ができないため、順番待ちとなる場合もあります。
【参加費支払】クレジットカードでの事前決済(VISA・MASTER・JCB)
【諸注意】
・本企画は現地集合、現地解散となり、交通費は各自負担となります
・解散時間は若干遅れる場合がございます
・雨天決行(ただし荒天の場合中止)※中止の場合、参加費は返金されます。
・本企画にはガイド1名が同行します。
・お子様のご参加は少学生以上とさせて頂きます。
【主催】大江戸歴史散策研究会
<入場>東京国立博物館入場 本館1階と2階 *おすすめ展示品鑑賞
<昼食>ホテルオークラレストラン「ゆりの木」 あんかけ焼きそば
<鑑賞>特別展「国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ」
<鑑賞>東洋館
<鑑賞>法隆寺宝物館
<鑑賞>平成館 救世観音(8K3DCG)1
<解散>東京国立博物館にて解散(14:30ごろ) *こ希望の方はそのまま閉館時間(17:00)まで鑑賞できます。
【歴史ガイド】瓜生(ウリウ)
【電話】090-2566-1948
【mail】uryu1023@gmail.com