Fumiya Tanakaのホームグラウンド・パーティー "CHAOS" が今年も帰還!
2年振りにWWW Xでのオープン to ラスト・セットを披露!
Fumiya Tanaka主宰 "CHAOS" と渋谷WWW Xのチームアップも3年目に突入。ZipのPerlonizedされた伝統的ミニマル・ハウス/テクノや、欧州最前線でバウンスするHuertaのタイトなグルーヴ、助っ人Taroによる飄々とプログレッシヴなサウンドといったエッセンスを取り入れながら敢行され、近年濃厚になるFumiya Tanakaのフリーフォームなハウス・サイドを反映する形で回を重ねてきた。
その過程で、新旧のストイックなダンサーとWWW Xのパワフルに包み込む音像、フラットなフロアが馴染み合っており、回を追うごとに現場の空気がフレッシュな調和に向かっている印象だ。パーティーにおける数多の変数がコンマ単位で洗練されていくにつれ高純度の驚きとグルーヴに辿り着くことは、クラバー各位であればご存知のはず。そんな訳で、今回はFumiya Tanaka自身のオープン to ラスト・セットを堪能するにあたり最適な機会であると言える。ちなみに、前回はFumiya自身のまさかの欠場というトラブルに見舞われたこともあり、リベンジマッチとしての意味合いもありそうだ。
長くなってしまったが、とにかくWWW Xで幾度か開催された "CHAOS" を目撃した筆者としては毎度ダンサーが同パーティーに寄せる信頼の大きさを感じており、Fumiya自身も「お客さんと音のクオリティにものすごく依存してるパーティー」とのこと。さて、DJのオープン to ラスト・セットに際して、このフロアとDJの関係性以上に必要なものは、何かあるのだろうか?是非とも今回の "CHAOS" を、現場で体感してほしい。
Text by DNG (CYK / Lighthouse Records)
▼Fumiya Tanaka (Sundance)
DJ、トラックメイカーとして30年以上のキャリアを持ち、現在もシーンの最前線に立ち続ける日本のテクノを代表するアーティストの1人。強靭なグルーヴをベースに、サウンドとフロアが呼応し合いながら展開する独特のDJスタイルは、未だ類稀な存在感を放っている。フロアに直結したシンプルなグルーヴを好む姿勢は変わらないものの、ここ数年の"田中フミヤ"のプレイは、かつてKarafuto、Individual Orchestraといった名義で行ってきた音楽やハウスグルーヴへの取り組みが反映されている。
2010年からベルリンへと拠点を移し、欧州を中心に世界各国のパーティー、フェスにて活躍。その一方、自らがオーガナイズするパーティーCHAOSをベースに定期的に帰郷し日本での活動も続けている。
https://www.fumiyatanaka.com/